作品情報
タイトル : エージェント・ウルトラ
制作国 : アメリカ
監督 : ニマ・ヌリザデ
主演など : ジェシー・アイゼンバーグ / クリステン・スチュワート
公開年 : 2016年
上映時間 : 95分
ジャンル アクション6割 コメディ4 ほんのちょっと恋愛
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あらすじ
片田舎で暮らす場末のカップルのマイクとフィービー。マイクはコンビニでバイトをしながらコミックの構想を考え続けるダメ男(漫画家を目指している方がダメ男なのではなく、コイツがダメ男です。念の為)。フィービーはというとダメ男と一緒に堕落していくタイプ。それでも星空の下、二人で葉っぱを吸いながらコミックのストーリーを語り合う二人は幸せに暮らしていました。うだつの上がらない日々を送りつつもプロポーズを計画するマイク。そんなある日、マイクの働くコンビニに謎の女性が来店。暗号のようなものをマイクに語り掛けます。マイクはまったく理解が出来ず、女性は残念そうに帰っていきました。謎の出来事を怪しんでいると突如暗殺者がやってきて襲撃されます。しかし身に覚えのないマーシャルアーツで暗殺者を瞬殺。マイクは過去CIAの実験でマインドコントロールを受けており、多種多様な暗殺術を刷り込まれていたのです。襲い来る暗殺者から逃げつつも、マイクの過去が少しずつ明らかになっていきます。マイクは生き残れるのか、そもそもうだつのあがらないままなのか、そしてプロポーズは成功するのか、的な話。
エージェント・ウルトラのここがよい
本当にアカン感じがするマイクとフィービーのカップル
早口に喋るイカれた青年の演技に定評のあるジェシー・アイゼンバーグが主演です。田舎で暮らす夢見がちで不安定なフリーターを演じているのですがまさに得意分野といったところ。情緒不安定気味なコンビニバイトを熱演?してます。彼女のフィービー役はクリステン・スチュワート。トワイライトで一躍有名になった方ですがその時の面影が感じられないほど、ダメ男にはまる女子を熱演?してます。前半描写されるこのカップルのアカンけれど楽しそうな感じがすごいです。旅行にでかけようとするもマイクの情緒不安定で断念。でもフィービーは甘いので許しちゃったりするんですね。当のマイクは全く今じゃないだろ、みたいなタイミングでプロポーズしようとしたりするので突っ込み入れつつもほほえましい感じです。中盤以降は命を狙われたり襲われしたりしますが、このカップルはどこかのほほんとしてるので緊迫感を中和してくれます。
コミカルなアクションシーン
主人公マイクはCIAのマインドコントロールにより多種多様な暗殺術をインストールされていて、それを無意識に使えます。意味がよくわかりませんがそういう事です。投げたフライパンに銃撃し跳弾で敵を倒す、プラスプーンで暗殺者を撃退する(どっちもPVに収録)など曲芸をかましてきます。CIAはどういう想定でマインドコントロールしてるんだ。ジャッキー映画とかでその辺にあるものとかで戦ったりしますが、そのイズムが随所で感じ取れるので好きな方にはお勧めです。全く関係ないですが何らかのアクション映画の俳優(ジャッキーがいいなあ)がホームセンターに普通に言って、商品をみながら「この商品ならこうやって戦えますね」みたいなことをひたすら言うドキュメンタリーが見たいんですよね。誰か作ってくれないかな。
終始 明るいトーンのストーリー
この映画は一部だけ切り取ると人体実験とか暗殺者のカップルの逃避行とかなんですね。こういう要素って重くなりがちなんですが、マインドコントロールの内容は無駄にコミカルだし、当のカップルはのほほんとしたバカなので常に雰囲気やトーンが明るいです。シリアスなシーンが無いわけじゃ無いんですが、見てて苦しくなるほど重くなったりはしません。メンタルがつかれているときとかでも見やすい映画かと思います。
まとめて
私、見てて元気になる映画と、これは撮ってて楽しかったろうなみたいな映画が凄い好きなんですよ。この映画は両方兼ね備えていて非常によいです。随所コミカルではあるけども、所々しっかりロマンチックだったりするので見終わると気分が明るくなると思います。お勧めです。
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マジシャンがマジックで巨悪をやっつけるぞ、的な話です。