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LUCY は小洒落たSFが観たいときに最適

作品情報

タイトル :  LUCY

制作国 : フランス

監督 : リュック・ベッソン

出演など : スカレット・ヨハンソン/モーガン・フリーマン など

公開年 : 2014年

上映時間 : 89分

ジャンル : SF7割 アクション3割

 

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あらすじ

荒れた生活を送っていそうな主人公のルーシー(スカーレット・ヨハンソン)。ある日、よくない友人の薬物売買に巻き込まれた結果、意図せず未知の物質と接触してしまう。未知の物質は人間の脳の力を覚醒させ、超能力が使えるようにするものだった。覚醒度が上がっていくにつれ、言語を一瞬でマスターする、電波を操る、など文字通り超人的に変貌していくルーシー。しかし変わりに、人間性も失っていく。覚醒しきったらどうなってしまうのか。。。的な話。

 

LUCYのここがよい

俺たちのリュックベッソンのSF映画

本作は我らがリュック・ベッソン監督のSF映画です。リュック・ベッソン監督といえば、TAXIやレオンなど、圧倒的な高評価を世に放つ一方、フィフス・エレメントやヴァレリアンなどの賛否両論映画も撮っている監督。本作は圧倒的に賛否両論の方です。
ただ、刺さる人は大好きになる映画のはず。
一部で話題になった話ですが、レオンはフィフス・エレメントの金策のために撮影した映画なんですね。そんな映画が圧倒的高評価。
一方、フィフス・エレメントは子供のころからベースとなる世界観の小説を書いている程の入れ込んでいるものの賛否両論。
(私は本当に好きですけどね、興行収入も大失敗とまではいっていないです)
思うに、この方はセンスはいいけど趣味が変な人なんでしょうね。

さて、本作はどう見ても作りたくて作ったんだろうな、という映画です。
刺さる人にとっては忘れられない、刺さらない人にとってはもはやつまらない、レベルの映画となっております。

 

主演がスカーレット・ヨハンソン

賛否両論な映画ではあるものの、主演はあのスカーレット・ヨハンソン。アベンジャーズで一躍有名になった大スターです。彼女がアベンジャーズに出始め、話題になったのが2010年~2015年(長くなるので詳細な作品は省略します、MCU界隈の方、すみません)、本作が2014年なので熱狂的に話題になったときに出演していますね。

せっかく主演なのだから(と思って製作していたかはわかりませんが)そんなスカーレット・ヨハンソンの良さがこれでもかと映像に出てきています。

序盤では滅多に見られないであろう、荒んだ役柄が、

中盤以降は能力が覚醒、いつもの強いスカーレット・ヨハンソンが出てきます。

アベンジャーズでは能力を持っていない人間でしたが、こちらでは様々な能力を発現し、暴れまわります。アイアンマンやアベンジャーズでブラックウィドウが好きな方にはお勧めです。

 

唯一無二の雰囲気

賛否両論になった原因でもあるのですが、他では絶対に見られないであろう設定が本作の魅力でもあります。摂取すると脳の活用度を上げる不思議な薬!そして、脳の活用度をあげると超能力が発現!ここを受け入れられるかどうかで本作の評価に影響すると思います。個人的には超能力に対する説明シーンが少しはあるので受け入れにくいものではないと思いますね。

また、SF設定に目が行きがちですが、フランスの映画特有のおしゃれ感というか、キザな空気感みたいなのが随所にでてて楽しいんですよね。

突飛なSF設定とフランス映画みを超豪華なスカーレット・ヨハンソン主演で、見れる映画、というとなかなかない映画化と思います。

逆にSF設定にリアリティや説得力を求める場合や、雰囲気シーンが苦手な場合は徹底的に合わない映画ですね。

 

モーガン・フリーマンとチェ・ミンシクがでてる!!

主演が豪華なのはさんざん書き散らかしましたが、この映画キャスティングが豪華なんですよね。ルーシーを助ける脳科学の教授役でモーガン・フリーマンが出ています。
最近彼はこういうSF系をはじめアメコミやアクション系映画のお助け長老ポジションで定番化しているものの、豪華なことに変わりはないです。突飛極まりない話の中で出てきてくれるので一種の休憩時間というか、落ち着くための時間が確保されています。

そして、ルーシーが接触した薬を違法取引しているマフィアのボス役で、なんとあのチェ・ミンシクが出演されています!!知らない方向けに説明すると韓国映画界での大スターで、イカれた殺人鬼役に定評がある方です。

本作ではマフィアのボスとして登場します。さすがにフランスの映画だし主演ではないので、もともとご存じの方が想像するようなサイコパス感は出してないですが、
それでも、凄みある表情やぶっ飛んでる雰囲気を醸し出すマフィアのボスはこの類のSF映画ではなかなかお目に係れないキャラクターですね。

 

まとめて

総じて、改めて考えると無茶苦茶変な映画です。絶対に万人受けする作品ではないものの、ハマれば「世間は悪く言ってるけど、俺は好きな作品なんだよね」とイキれるのでお勧めです。私はBlu-ray持ってます。

 

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